という本を図書館で借りて読みました
順調に育つには食事は大切である
ということを
さまざまな教育的な視点から
教えてくださる本でした。
江戸時代臨済宗の僧、沢庵和尚のお言葉
一小悪は即日忽に身を滅ぼすことはなけれども、
その心萬事に渉る故小を積んで大となる 『沢庵禅師論語』
ちょっとした悪事で身を滅ぼすことはないけれども、
そういう「悪いことをする心」というのは、やがて積み上がって大きなものとなって、あなたを滅ぼすことになります。
「どんなに小さな悪いこともしてはいけない」
のではなく
「小さなことだからといって油断してはいけませんよ」
食事に関しても同じことが言えて
悪いものを食べてもたちまち悪くなるということもないけれど、良いものを食べたからといってたちまち良くなることもない
その心がけが積み上がって大きな成果になる。
「食事」についても和尚の言葉同様、毎日少しづつの積み重ねが
体を作っていくのだなと。
当たり前ですけれど。
成果が出にくいものだけに
すぼらな私としては、モチベーションを保つのが難しい時もあります
こちらの本の最後の方にあった沢庵和尚の名言とその解釈に
救われたように感じました
受験専門塾代表の菊池洋匡さんの文体は読みやすいです
内容は、中学受験しない子の母親にもためになる内容です。
ご想像の通り、「食事で天才になる、なれる」本ではありません
昨今の本は、著者がタイトルを決めるわけでは無いようですが、
このタイトルで、読んでみようと思って、自分のためになったことを考えると
多少タイトルに感謝もします。
内容については、ほぼ知っていましたが
なぜ良いのか、なぜいけないのかについて詳しく書かれていて
改めて、子の食事に向き合う姿勢を正すに至りました。
沢庵和尚の言葉は時代を超えて響く。