児童

ソロタッチを小2から始めるべからず

友人を介してソロタッチなるオンラインそろばん教室を知り、試しに1年間使用していた所感を述べてみたいと思います

当時、テレビなどのメディアで幼少期にソロバンを嗜んでいた東大生らが、フラッシュ暗算なるものを次々と披露する場面があって、これから子育てを始めようとする親御様方が、心惹かれることも度々あったことでしょう

その効果と、コロナによる自宅学習期間の効果もあって、ソロタッチの登録者数は鰻上りに増えていけども、相変わらず、上位のクラスまで行き着く生徒が少なく、運営側も色々と細かい変更はしている様子でも、根本的な解決にはならずに、いまいち公文のようなメジャーな学習教室の組織になれずにいます

それもそのはず
ソロタッチは正答率が8、9割で、1、2割の間違いがあっても、次の一つ上のクラスに行けるアプリで、ソロバンでの正確性を重んじるものとは異なる方法なのです

冷静に考えれば、あらゆる試験において、計算問題で1、2割も間違えたら、お話にもならない状態なのに、多くの親御様は、それでも粛々とお続けになって、子供がかなりの確率で癇癪を起こすようになるか、受験勉強を始めなければいけない3年生などになって、継続することが困難になってお辞めになる方がほとんどだと思います

そうなのです 上のレベルに進むにつれて「楽しさ」ではなく、「癇癪」が増えていくのです

特に幼い我が子には、強いて努める 勉強ではなくて、好奇心いっぱいの幼子に学ぶ楽しさを教えたいと心底考えていたのにも関わらず、この地獄計算沼にハマってしまいました。

初めの簡単な計算ではインターフェースのかわいらいいキャラクターなどもあって地味な「算盤そろばん」よりも、楽しく感じられるようですが、徐々に修行と化します。

九九はすぐ覚えられましたが、時々間違える中途半端な暗算がかえって足枷となりました

九九を覚えるのに、Youtubeでも十分であり
そう思うと、割高で、かつ「ソロタッチによる癇癪」が
酷かったので、時間の無駄でした

幼稚園の頃始めるならともかく、小1や小2からソロバンを始めても遅きに失するところでしょう

学習適齢期について ソロタッチ

https://www.sorotouch.jp/about/tekireiki.php

さらりと書いてありあますが、この「適齢期」については、よくお考えになられた方がいいでしょう。

幼稚園の方は、もしかすると一考の余地があるかもしれません。

「中学受験をする目標」と
「計算力を高めたい」という2つの目的を
同時に持つ方にとって

万人におすすめできる
メジャーな教育システムは
今のところ「公文」以外には
ないのではないでしょうか

公文に通っていらっしゃっても
知らない方も意外に多いのですが
公文の教材宅配もあります

公文式通信学習 https://www.kumon.ne.jp/enter/correspondence/

小さいお子様や教室が遠方にあって通うのが難しい場合などは
便利ですよね

今日の言葉

愛する我が子に、新しい教育方法を「試さない」。すでに世の中で十分実績が出ているものを与える。

私の反省を込めて、どなたかのお役に立てば幸いです